高い品質のコーヒーを生み出すカウカ県、インサから、今回で4度目の取り扱いとなるマリアさんのロス ノガレス農園です。
ロスノガレス農園はカウカ県インサ市サンアントニオに位置します。農園主のMaria Rosa Oidorさんは、夫のAntonio Pillimue氏と、4人の子供たちと共に農園を運営しています。農園はSanAntonio市の小さな街から歩いて30分の距離にあり、夫妻はそこで小さなお店の経営もしています。夫妻はその小さなお店で稼いだお金を貯め、約18年前に3haの土地を購入し、コーヒー生産を開始しました。
現在では、Maria氏の家族全員がコーヒーに従事しています。長男のRobinson氏は、地域の生産者組合のリーダーとして働いた経験があります。また、二男のNilson氏は、家族の土地の一部を引き継ぎ、コーヒーについて学ぶために農園での仕事を開始しました。Mariaさんは現在62歳になりましたが、今でも毎日山の頂上まで登り、ピッカーの配置やスケジュール管理を行っています。
小さい農園にも関わらず、Tabi, Typica, Caturraの3種類の伝統品種が植えられています。農園の標高2000mと、とても高く、低標高ではさび病の被害を受けてしまいがちなこれらの品種の栽培が可能となっています。それでもなお、将来に備えて、4年前にコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)のサポートを受け、古い木のCastillo種への植え替えを行いました。コーヒーの樹へは、樹の状態や実を結んだチェリーの数に応じて、年に三回肥料を与えています。また、新しい木への植え替えのために種を収集し、農園内で発芽させ、苗を作っています。
The Middleとしてリリースする今回のロット、2000mの高地に由来する骨格のある味わいに、焙煎による厚みのある甘さが加わり、赤林檎やネーブルオレンジ、クランベリーの果実味、カシューナッツやキャラメルのような甘さが滑らかな質感と共に余韻で感じられ、均整のとれた液体に仕上がっています。
農園名:Los Nogales(ロスノガレス)
生産者:Maria Rosa Oidor(マリア・ロサ・オイドール)
生産国:Colombia(コロンビア)
生産地域:San Antonio, Inza, Cauca(カウカ県、インサ市、サンアントニオ)
標高:2,000m
品種:Tabi, Typica, Caturra(タビ、ティピカ、カトゥーラ)
生産処理方法:Fully Washed(水洗式)
ローストレベル:The Middle(中煎り)
フレーバープロファイル:Red Apple, Navel Orange, Cranberry, Cashew Nuts, Caramel, Smooth Mouthfeel, Well Balanced