ルワンダのリリースが続きます。先般リリースしていたGako と名前が似ていますが、エリアやキャラクターは全く別のものです。今回のCoko は北部州・ガケンケ地区から。Gold Honey Process と名付けられたルワンダでは珍しいハニープロセスのロットとなります。
Cokoは、協同組合 Twongerekawa Coko が所有する唯一のウォッシングステーションです。この協同組合の経営メンバーは12名の組合員で構成されています。内訳は女性8名、男性4名で、全員がプロの栽培者です。Twongerekawa の使命は、この地域の800人以上の生産者の貧困を緩和することであり、特に女性に焦点を当てています。彼らのプロとしての経験と農学的な背景から、従来の発酵方法ではなく、節水型のコロンビアの機械洗浄機を使用するようになりました。Coko は山の上に位置し、水道水が貴重であるにもかかわらず、自然に集められた山の水で発酵を行うことができるようになり、現在は完全な有機栽培を実現しています。また、彼らの専門知識により、小規模農家の収穫量を増やし、改善するためのトレーニングを行うことができるようになり、ウォッシングステーション周辺の小さな農園から300トン以上の高品質のコーヒーを集めることができるようになりました。
従来のハニープロセスと比べ、製法としては変わらないものの、2021年にその工程を大きく改善したとのこと。完熟した詰まったチェリーのみを選抜、フローターを取り除き、良い天気の元、湿度の低い環境で乾燥できるようタイミング、手順が綿密に組まれています。なぜGold Honey? 上記のような丁寧な乾燥工程を行うとミューシレージは金琥珀(ゴールデンアンバー)色になるので "Gold Honey" と名付けたそうです。Washed に比べ柔らかな酸や甘さが特徴的で、柑橘類でも日本の柑橘を思わせる味わいに仕上がっています。
CWS名:Coko(チョコ)
生産国:Rwanda(ルワンダ)
生産地:Baramba, Gakenke, Northern Province(北部州ガケンケ地区バランバ)
生産組合:Twongerekawa Coko(ツォンゲレカワ・チョコ)
品種:Bourbon(ブルボン)
標高:1,900-2,100m
精製方法:Gold Honey(ゴールドハニー)
ローストレベル:Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル:Hibiscus, Mandarin orange, Cherry, Walnuts, Honey, Sugar cane, Smooth mouthfeel, Cacao, Black tea