コロンビア、アンティオキア県ウラオ地域の固有品種 ”チロソ種”です。
この Los Tres Mosqueteros 農園は2020年のCup of Excellence においてこのチロソ種で優勝しています!
農園名の「Los Tres Mosqueteros」は「3人の愉快な仲間たち」という意味。
Felipe(フェリペ)とLeonardo(レオナルド)の兄弟は、ある日、コロンビアの中でもっとも優れたコーヒーを生産する革新的なコーヒー農園を始める夢を持ち、このことがアンティオキア、ウラオの高地に位置する農園の購入に導きました。
2人は、コーヒー生産者としては第一世代、コロンビアのコーヒー輸出業者で働きながら様々なコーヒー農園を訪れ、たくさんの知識や技術を習得しました。
また、彼らの生涯にわたる友人Jorge(ホルヘ)氏から、農学や生産処理方法、品質管理のノウハウを全て学びました。ホルヘ氏を加えて3人の創業者となったことでまさに Los Tres Mosqueteros の名を表しています。
そして2020年にはこのチロソでCup of Excellence 優勝という快挙を成し遂げました!
農園では、完全完熟のコーヒーチェリーの実を丁寧に摘みとっています。
収穫されたチェリーは、その日の内にパルピングされ、発酵槽に運びこまれます。1日目の発酵槽につけられたパーチメントに2日目のパーチメントが注ぎ足されます。農園では、これを5日間繰り返しています。
このプロセスでは、コーヒーチェリーが潰れていくことで pHが下がることを防ぎ、ビネガーのような味をもたらす酢酸の発生を抑えることができます。
・そもそもChirosoとは?
Antioquia県Urrao地域で発見され、元々はCaturraの一種と考えられており、生産性の高い品種として地元では知られていました。
2014年、"La Falda農園"がCOE入賞を果たした際、生産者が"Achiro"と呼ばれるローカルビスケットのように見えることから、その品種に"Chiroso"と名付けたそうです。
近年、Chiroso種は遺伝子学的な観点からエチオピア在来種との関連が見られ、Geishaの一種であることが判明しました。
・"Caturra" Chiroso と "Bourbon" Chirosoの違いについて
樹の背の高さの違い。
Caturra ChirosoはCaturraの樹の高さと似ており、Bourbon ChirosoはTypicaやGeishaのように背の高い樹とのことです。
Short = Caturra Chiroso, Tall = Burbon Chiroso
フローラルな要素を持ちつつも複雑な風味でしっかりとした甘さを持ったコーヒーです。八朔のような柑橘、またそのジャムやブラックベリー、パイナップルのような風味も感じさせてくれます。ジューシーかつ甘さの続くチロソならではの味わいをお楽しみください。
農園名:Finca Los Tres Mosqueteros(トレス モスケテロス農園)
生産者:Felipe Hanao / Leonardo Henao(エナオ兄弟)
生産国:Colombia(コロンビア)
地域:Santa Catalina, Urrao, Antioquia (アンティオキア県 ウラオ市 サンタ カタリナ)
標高:2,050m
品種:Bourbon Chiroso(ブルボン チロソ)
生産処理方法:Extended Fermentation Fully Washed(水洗式)
ローストレベル:Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル:Floral, Hassaku Citrus, Black Berry, Pineapple, Marmalade, Smooth mouthfeel, Juicy, Candy Sweet