・Brazil Taste of Harvest #18
昨年行われたブラジルコーヒーの品評会、Taste of Harvest 2023 にて数多くのロットの中から選び、購入したものです。このロットは品評会用のマイクロロットでそのトロピカルな風味が特徴的なコーヒーです。
サルト農園の歴史は長く、1880年にフランシスコ・アラウージョ氏が始めました。現在の農園主ファビオ氏で3代目となり、ファビオ氏は子どもや孫たちと一緒にコーヒー生産に取り組んでいます。
農園のあるスル・デ・ミナス(南ミナス)は気候や標高などスペシャルティコーヒーの生産にとってのポテンシャルを持った土地で、インフラや管理にかかわる整備によってさらにそのポテンシャルを上げているそうです。サルト農園はそのコーヒーの品質を評価され現在までに70以上もの賞を獲得しています。
ファビオ氏たちの情熱はコーヒー栽培のみにとどまらず、農園の労働者たちの働きやすさと機会の追求や、所有している森や温泉などの環境保全など、すべての側面において日々農園の持続可能性を追求しています。
現在の農園主のファビオ氏は幼い頃からコーヒーに触れてきました。学生時代は医学を学んでいましたが、コーヒーの生産者の道へと進むことを決めたのだそうです。ファビオ氏は特に持続可能性の重要性や環境問題、社会問題に関心があり、常にそうした課題や問題に目を向けているとのことです。
グァバやマンゴーなどの南国の果実を連想させるアロマにはじまり、杏やジューシーなネーブルオレンジの印象、糖蜜やヘーゼルナッツプラリネを口に含んだような甘さが広がり、余韻はクリーミーな質感と共に長く続きます。
農園名:Fazenda do Salto(サルト農園)
生産者: Fabio Araujo Reis(ファビオ・アラウージョ・レイス)
生産国:Brazil(ブラジル)
生産地域:Carmo da Cachoeira, Minas Gerais(ミナスジェライス州、カルモダカショエラ)
標高:1230m
品種:Arara(アララ種)
生産処理方法:Natural(非水洗式)
ローストレベル:Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル:Guava, Mango, Apricot, Navel Orange, Hazelnut Praline, Molasses, Creamy, Long Aftertaste