取り扱いも4季目となり、おなじみとなっているフイエマウンテンコーヒーから。ガコ農園はルワンダでは珍しい単一農園です。
映画「A Film About Coffee」に出演していたデビッドさん所有のフイエマウンテンコーヒーは南部州フイエ郡にあるウォッシングステーション、標高2,284mフイエ山から名付けられました。
デビッドさんは2011年にフイエマウンテンコーヒーというブランドを立ち上げ、1番目のウォッシングステーション「ガコ」を建設、2012年初めてカップオブエクセレンスに参加し2位を受賞、翌年には6位と11位受賞果たす等、高品質なコーヒーを生産し続けています。
2024年7月にはようやく彼らのウォッシングステーションや生産地域を訪ねることができました。デビッド氏のウォッシングステーションがあるエリアでは、NPO法人コーヒー生産地と協働する会(2019年設立)とともに土壌改良&農業サポートを行い、持続可能なコーヒーの生産やコーヒーの品質向上の取り組みも熱心に取り組んでいます。さらにコーヒー農家のための「セイビンググループ」という共同体を組織し、積み立て貯金や健康保険、肥料・家畜の配布など地域と協働していく活動を積極的に行っています。こういった彼らの姿勢に触れられたことは単にコーヒーの品質にとどまらず、私たちにとって産地との関わりを続けていくなかで大変重要な機会となりました。
ガコはデビッド氏が運営する農園。政府の農業技官だったデイビッド氏はコーヒー栽培についてさまざまな取り組みを行い、ガコ農園はそのモデルファームとなっています。農園には直射日光からコーヒーの木を守るシェードツリーが等間隔に植えられ、樹齢の若いコーヒーの木がふんだんに与えられたオーガニック肥料により育てられています。
スミレの花のような紫色のフローラルの印象から、プラム、夏みかん、赤林檎の果実味に煎茶のニュアンスも。ブラウンシュガーの甘さは伸びやかで、滑らかな質感を持ち透明感ある液体は、これからの時期にぴったりの飲み心地に仕上がっています。
農園名:Gako(ガコ)
生産国:Rwanda(ルワンダ)
農園主:David Ruban Zangabo(デビッド・ルバン・サンガボ)
生産地:Tare, Mbazi, Southern Province(南部州ンバジ市タレ区)
品種:Bourbon(ブルボン種)
標高:1,800 - 1,900m
精製方法:Fully Washed(フリーウォッシュド)
ローストレベル:Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル: Violet, Plum, Summer Orange,
Red Apple, Green Tea, Syrupy, Brown Sugar, Transparent, Long Aftertaste