・KURUME Natural - Special Preparation
当店のフラッグシップ "クルメ・ナチュラル"。昨年との違いはコーヒーの生産地域。昨年は"チレ"でしたが、今季は高いポテンシャルを持ったシダモ、ベンサ地区セゲレ村のコーヒーチェリーをオファーしました。モプラコ社の所有するロギータWSでプロセスされた "クルメ・ナチュラル" です。
エチオピアのシダモエリアで採れるコーヒーの品種、クルメ。農家の間ではコーヒーチェリーのサイズごとに呼び名を分けていて、大きいものを “ウォリショ”、中くらいのものを “デガ”、小さいものを “クルメ”と呼んでいます。この話を聞いたとき"久留米"を拠点にローストする身として親近感を覚えずにはいられませんでした。“クルメ”にフォーカスしたコーヒーができないかな、と思ったのが2016年のエチオピア初訪問時。それから2年後の2018年、最初のロットが実現しました。
2020年の訪問時に精製の方法をさらに細かく指定しました。まずは前回同様完熟チェリーのみを集めるため、厳密なハンドピッキングが行われています。そしてそこからより小粒なものにフォーカスするため、シングルベッドサイズ程のスクリーンソーターを用いて手作業でスクリーンサイズが選別されています。
非常に小粒なため、UG(Under Grade-輸出規格外)の表示ですが、これこそが目指したもの、小さな粒の中にこの土地の持つ風味が最大限に凝縮されています。
バラのようなアロマから、ブルーベリーやマスカット、ネクタリン、洋梨…さまざまなフルーツが感じられます。例年に比べより透明感が高い印象で、ピノドニス種の淡い赤ワインのような余韻が印象的な仕上がりです。
生産者 : Smallholder farmers of Segera(セゲレ村の小規模農家)
生産処理 : MOPLACO Trading(モプラコ社)
地域 : Segera, Bensa, Sidamo zone(シダモゾーン、ベンサ、セゲレ村)
生産国 : Ethiopia(エチオピア)
標高 : 2,150〜2,250m
品種 : Kurume(クルメ)
生産処理方法 : Natural(ナチュラル)
ローストレベル:Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル : Rose, Blueberry, Muscat, Nectarine, Pear, Sugary, Transparent, Smooth Mouthfeel, Pineau d'Aunis Wine