当店と付き合いの深い MOPLACO 社からのロット、アレタ ウォンドのリリースです。2023年にMOPLACO 社を訪問、現地でカッピングを行った際、評価が高く購入に至ったロットで、シダマゾーンの主要生産エリアの中では西部に位置するアレタ ウォンドエリアの Tomas Tangalo Kakava さんの単一農園のコーヒーです。
トマスさんの農園は72ヘクタールの土地の65ヘクタールに在来種のコーヒーが植えられていて樹齢は25〜35年と他の生産国と比べると高い樹齢も特徴の一つです。
エチオピアのコーヒーを The Middle(中煎り)の焙煎帯でリリースするのは初めてのことです。エチオピアらしいフローラルな要素がありつつもストーンフルーツの甘さの印象が強いコーヒーで、少しローストを進めることでその甘さが際立ち、生クリームのような口当たりも帯びてきます。新しいエチオピアの一面を感じてもらえるコーヒーだと思います。お楽しみください。
生産者 : Tomas Tangalo Kakava(トマス・タンガロ・カカヴァ)
地域 : Aleta Wondo, Sidama zone(シダマゾーン、アレタウォンド)
生産国 : Ethiopia(エチオピア)
標高 : 1,900〜2,100m
品種 : Heirloom(在来品種)
生産処理方法 : Fully Washed(水洗式)
ローストレベル:The Middle(中煎り)
フレーバープロファイル : Black Berry, Syruped Peach, Mandarin Orange, Fresh Cream, Chocolate, Caramel
“The Middle” はこれまでリリースしていた “Roasty” の後継となります。コーヒーカウンティのメインのロースト(浅煎り)よりも若干深めのローストです。
浅煎りではそれぞれの豆特有のフレーバーやアシディティを最大限に引き出すことを主題にしており、ローストによる焦げた風味は極力与えないことを目指しています。
一方、“The Middle” ではフレーバー、アシディティ、甘さ、マウスフィールといった味わいの要素を満遍なく引き出した “中煎り” で、正に “真ん中の味わい” を目指したものです。