2022年に訪ねたバルクメ社から。
バルクメ社のオフィスでカッピングをしましたが、グジ出身者の会社とあってそのオフィスはエチオピア色の強いものであり、印象に残っています。23-24クロップはエチオピアの中でも特にグジエリアの品質が高いと感じています。
タベ・ブルカ・コーヒーウォッシングステーションは、オロミア州グジゾーン、ウラガのスケ・ワラカタ村近郊に位置するウォッシングステーションです。ウォッシングステーションの運営は輸出業者でもあるバルクメ社が行っており、オーナー兼ゼネラルマネージャーのタデッセ・エデマ氏は、1995年からコーヒー業界に携わり、スペシャルティコーヒーの生産を目的として、3つのウォッシングステーションと2つのドライミルを所有しています。
バルクメ社がタベ・ブルカ ウォッシングステーションを構えたのが2008年。近隣にウォッシングステーションの無かったこの土地に初めてできたウォッシングステーションでした。コーヒーのみならず社会的ミッションとして、この地域の学校や道路の建設にも寄与し、この土地のコーヒー産業と暮らしを支えてきました。現在は、周辺(10〜20kmほど)の5つの集落に暮らす300名ほどの小規模な生産者がタベ・ブルカにチェリーを納入しています。高品質なコーヒーを生産するために、チェリーの品質に合わせたインセンティブを設けて、生産者のモチベーションを高め、持続可能なコーヒー生産を目指しています。
Uraga はOdo Shakisso, Hambela と接し、この三つのエリアはGuji の良質かつ特徴的なコーヒーを産出する場所として有名ですが、中でもUraga は最も古くからコーヒーを栽培していたエリアと言われています。
ピーチやネクタリン、アプリコットなど様々なストーンフルーツ、ブルーべリーやライチを連想させます。酸は軽やかで小気味良く、シロップのような柔らかい質感、瑞々しい果実味を感じさせてくれるコーヒーです。
生産処理場 : Tabe Burka washing station
(タベ・ブルカ ウォッシングステーション)
所有者:Tadesse Edema, Barukume Coffee Export
(タデッセ・エデマ)
地域 : Suke Waraqata, Uraga, Guji zone
(ゲデオゾーン、ウラガ、スケ・ワラカタ村)
生産国 : Ethiopia(エチオピア)
標高 : 1,800〜2,200m
品種 : 74110, JARC varieties , Local Landraces
生産処理方法 : Washed(水洗式)
ローストレベル:Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル:Peach, Nectarine, Blueberry, Lychee, Sugarcane, Crisp Acidity, Syrupy