エチオピアにおいて2020年に開催されたCup Of Excellenceで、当時のCOE 最高得点を獲得、優勝し、その後も3年連続入賞し続け、エチオピアを代表する生産者の一人として知られるようになった、ニグセ・ゲメダ氏の手掛けるKARAMO COFFEEからのロットです。
KARAMOはシダマエリアの中でも2400m前後と高い標高に位置しており、日中の気温が最も低い地域でもあります。そのためチェリーの成熟期間が通常のエチオピアのコーヒーよりも長く、そのテロワールの特性がコーヒーに複雑な味わいをもたらしています。2020年に彼がCOEにおいて優勝した時もこのKARAMOのマイクロロットであったため、このエリアがポテンシャルを大いに持つ土地であることがわかります。
その上KARAMO COFFEEは良質なコーヒーを選別するための色彩選別機や重量選別機、コーヒー豆をグレーディング、プロセスを行うための様々な最新機器が備えられ、品質向上のための設備がしっかりと整えられています。
このコーヒーは36時間の嫌気性発酵を行ったあと、高床式のアフリカンベッドで18日間天日乾燥を行いナチュラルプロセスを行っており、嫌気性発酵によってこのコーヒーの持つ個性をより引き出した上で、プロセス特有の発酵のニュアンスは控えめで綺麗な液体に仕上がっています。
バラのようなアロマから、口に含むと熟した芳香を持つ洋梨やネクタリン、苺、黒ブドウ、瑞々しいネーブルオレンジなど様々な果実味を思わせ、冷めてからもクリーミーな質感と共に複雑な甘さの要素をもつふくよかな液体をお楽しみください。
農園主 : Nigusse Gemeda Mude (ニグセ・ゲメダ・ムデ)
生産者 : Karamo Coffee(カラモコーヒー)
生産国 : Ethiopia(エチオピア)
地域 : Morke, Bura, Bensa, Sidama
(シダマ州ベンサ県ブーラ市モルケ村)
品種 : 74158
生産処理方法 : Anaerobic Natural(アナエロビックナチュラル)
標高 : 2,250-2,350m
ローストレベル : Light Roast(浅煎り)
フレーバープロファイル:Rose, Pear, Nectarine, Strawberry, Navel Orange, Grape, Exotic, Creamy, Complex Sweetness