本ロットは 2024 年に初開催となった Best of Rwanda で、11 位を受賞したロットです。
Cup of Excellence は2018 年を最後にルワンダでは開催がありませんが、Best of Rwanda(以下 BOR)はNAEB(National Agricultural Export Development Board)主導のもとCOE と同様の方法で受賞ロットの選定、国際オークションが行われています。2025年のBORへ森は国際審査員として参加予定です。
ニャカビンゴ・ウォッシング・ステーションへは、まず姉妹ステーションであるカニェゲまで車で向かいます。その後、車を降りて、ステーションの名前の由来となった丘の西向きの斜面を残りの 1 キロメートルほど歩きます。ウォッシング・ステーションから外を眺めると、見渡す限り無数の起伏のある丘が続いています。チェリーは農家によって厳選され、ニャカビンゴ・ウォッシング・ステーションに運ばれます。ステーションでは、受け入れ時にすべてのチェリーを浮かべて、密度の低いチェリーを取り除きます。次にを手作業で選別し、欠点豆を取り除きます。その後チェリーはディスクパルパーを使用してパルピングされ、発酵槽に入れられて 12~18 時間の(ドライ)発酵行程がとられます。パーチメントはきれいな水で洗浄された後、アフリカンベッドに薄くひかれ、乾燥行程に入ります。ここでは、均一に乾燥するように定期的に攪拌します。日中の最も暑い時間帯と夜間は、結露を防ぐためにパーチメントが覆われます。
RWACOFはロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)と提携し、農家に対し適正農業規範(GAP)の研修、融資、農業資材、農業関連サービスへのアクセスなどを提供しています。土壌健全化のための新たな取り組みでは、RWACOFが収集した土壌分析データを活用し、土壌が酸性化しすぎている農場を特定しています。これらの農家には、土壌の質を向上させるため、石灰とその散布方法に関する教育が提供されます。さらに苗床を持ち、農家の台木更新を支援するため、年間最大400万本の苗木を提供しています。
ジャスミンの華やかなアロマから、口に含むとマイヤーレモンやピーチ、ブラックベリーのような風味が続きます。骨格ある酸とともに砂糖のような甘さ、シロップのような滑らかな質感を持ち、ジューシーな後味に繋がります。
農園名:Nyakabingo CWS(ニャカビンゴ・ウォッシングステーション)
生産国:Rwanda(ルワンダ)
農園主:RWACOF EXPORTS(ルワコフ・エクスポーツ)
生産地:Nyamasheke, Western Province(西部州ニャマシェケ地区)
品種:Red Bourbon(レッドブルボン種)
標高:1,720 - 1,950m
精製方法:Fully Washed(フリーウォッシュド)
ローストレベル:Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル: Jasmine, Mayer Lemon, Peach, Blackberry,
Structured Acidity, Sugary, Syrupy, Juicy Aftertaste