初めての取り扱いとなる CANASTO Coffee からのロットです。
日本で、そして現地コロンビアで代表のレオノールさんに出会いました。レオノールさんは特定の生産者としっかりとした関係を築くことを重要視しています。海外から栽培やの専門家を招き、数日かけて栽培や生産処理の技術指導を提供するなど彼らの長期的な品質向上の取り組みに共感し取り扱いをはじめました。
テラサ農園はウィラはアルヘンティーナの霧がかった山の中にあり、フリアナさんは 6ヘクタールの土地を所有しています。2人の子供の母親でありながら、コーヒーに対し、それは単なる仕事ではなく人生そのもの、というほど情熱を傾け、子供たちにも土地や、そのケア、規律が大事だと説きます。ゲイシャやシドラなどの魅力的な品種を正確な手法で栽培する傍ら、最近では発酵技術の向上について探求を続けています。
我々の注目する品種であるチロソ。他の多くの希少品種や種と同様に、チロソの正確な起源は不明です。しかし、コロンビアのアンティオキア州南西部にあるウラオでは広く栽培されています。当初、チロソはカトゥーラの自然変異体で、果実の形が長くなっていると考えられていました。そのため、多くの地元の生産者はこの品種をカトゥーラ・チロソと呼んでいました。しかし、一部の研究機関は、チロソはブルボン・ティピカ・グループとは関連がなく、カトゥーラの突然変異ではないことを明らかにしました。しかし、これらの研究(科学的検証はまだ行われていません)では、チロソはエチオピアの在来種と遺伝的に関連していることが判明しています。
フリアナさんのプロセスは伝統と革新を融合させたものです。
完熟チェリーのみを手摘み、フローターの除去後、パルピングし、密閉されたプラスチックタンクでミューシレージとともに5日間発酵されます。pHと温度は厳密に管理され、目指した数値に達すると、コーヒーはきれいな湧水で洗い流され、残ったミューシレージを取り除くためにソーキングされます。乾燥は、空気の流れがコントロールされた屋根付きの乾燥室で20〜25日間かけてゆっくりと行われます。
生産者 : Juliana Guevara(フリアナ・ゲバラ)
農園名 : La Terraza(ラ テラサ農園)
生産国 : Colombia(コロンビア)
地域 : La Argentina, Huila(ウィラ県、ラ アルヘンティーナ)
品種 : Chiroso(チロソ)
生産処理方法 : Washed Anaerobic 5days(パルピング後密閉タンクで5日間の発酵)
標高 : 1,800m
ローストレベル : Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル : Strawberry, Guava, Granadilla, Smooth, Fruit Syrup, Black Tea, Sweet Aftertaste