Best of Rwanda 2024 で 2位を受賞した Rulindo CWS Fully Washed を先般リリースしましたが、今回リリースするのは同CWS からプロセス違いとなる Natural Process です。
今年の8月に開催された Best of Rwanda へ森は国際審査員として参加しました。また Rulindo CWS の他いくつかの農園やCWS を訪ねてきたばかりです。
Juru Coffee 社は2009年に東部州カヨンザ地区ガヒニセクターに25,000本のアラビカコーヒーの木を植えた10ヘクタールの農園を設立して創業しました。Juru Coffee 社の二つ目のコーヒー生産プロジェクトが北部州のルリンド地区です。ルリンド地区では、3,000人以上の農家と60万本以上のコーヒーの木がある地域を割り当てられました。Rulindo の Juru Coffee モデル農園は農家フィールドスクール(FFS)として機能し、コーヒー栽培のベストプラクティスを効率的に実践し、生きた例によって農家を教育するために熱心に取り組んでいます。これには、肥料と殺虫剤の効率的でタイムリーな散布、除草、マルチング、剪定などが含まれます。
ルリンドでは、海抜1,700〜2,300メートルの高い標高でコーヒーが栽培されています。また、肥沃な砂質ローム土壌(一部は火山性土壌)で栽培されています。年間を通して十分な降雨量と温暖な気候に恵まれているため、ルリンドでは2つの収穫期があります。メインシーズンは3月から7月、サブシーズンは10月から11月です。熟したチェリーはコーヒーの木から手摘みされます。ウォッシングステーションでは、欠陥のあるチェリーや熟れきっていないチェリーを手作業で選別します。その後、チェリーは水槽に浮かべられ、重く、密度の高い高品質のチェリーだけが選別されます。
代表の Leonardo は今回見てきた生産者の中でもとりわけ品質やCWSの管理に熱心な生産者だと感じました。上記のモデル農園には新しい品種が様々植えられていたり、他の農家のモデルとなる実践的な農園運営がなされていました。これからのルワンダのコーヒーシーンを引っ張っていく存在になると感じています。
農園名:Rulindo CWS(ルリンド・ウォッシングステーション)
生産国:Rwanda(ルワンダ)
農園主:Juru Coffee(ジュルコーヒー)
生産地:Rulindo district, Northers province(北部州ルリンド地区)
品種:Red Bourbon(レッドブルボン種)
標高:1,700~2,300m
精製方法:Natural(非水洗式)
ローストレベル:Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル:Apricot, Cascara Tea, Red Apple, Summer Orange, Dates, White Wine, Smooth mouthfeel, Sugary