Peru の多様性を伝えるエクスポーター Cultivar からのロットで、2024年、そして2025年11月の買い付けにおいても農園を訪ねた通称 "El Zorro"(エル ソロ)、Jose Manuel Silva さんカトゥーラ種をリリースです。
このロットが生産される農園は、クテルボのカヤユク地区セクトルエルカンポに位置します。この地域は、人口が密集するエリアでコーヒー栽培が最近になって盛んになってきました。
そのコーヒー生産を支えるのに一役買っているのがホセ・マヌエルです。町を通ると、全ての人は彼の知り合いで、お互いの仕事を讃えるように挨拶を交わしていく光景が印象的でした。この地域の人々は、ホセ・マヌエルを「エル ソロ」(キツネ)と呼んでいます。彼はいつもとても賢く、仕事がスピーディで、用心深いからです。
彼とCultivar との出会いは2021年ですが、実はCultivarのQCを担当するゴティさんの夫でもあります。こうした繋がりのおかげで、Cultivar はこの地域のより多くの生産者との関係を築くことができ、Carnaval などの特定のロットの生産に至ります。ホセ・マヌエルさんは自らの農園はもちろん、地域のコーヒー生産を引っ張る存在として精力的に活動しています。私たちが農園を訪問する際、ハエンの街から1日7~8時間も車を運転して様々な農園を案内してくれるのも彼 "El Zorro" なのです。
2024 Cultivar からの自社輸入買い付けロットとしては最後のリリースです。農園の標高がこのエリアとしてはかなり高く、入港当初は厚みのある印象でしたが、少し落ち着きを見せ、かえって洗練されたりんごや赤ブドウといった果実の風味が鮮やかな印象です。さとうきびのジュースのような甘さ、余韻はダージリンティーのように上品かつ長く続きます。
ロット名:El Zorro(エル ソロ)
生産者:Jose Manuel Silva Soberon(ホセ・マヌエル・シルヴァ・ソベロン)
生産国:Peru(ペルー)
生産地域:Callayuc, Cutervo, Cajamarca(カハマルカ、クテルヴォ、カヤユク)
品種:Yellow Caturra, Red Caturra
標高:2,100~2,140m
生産処理方法:Washed(水洗式)
ローストカテゴリ:Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル:Red Apple, Apricot, Red Grape, Syrupy, Clean, Malic Acidity, Darjeeling, Sugar Cane, Silky Mouthfeel