※こちらの商品は150gからの販売となります。年明け2026年1月4日からの出荷です。
ペルーの生産地は幾度か訪ねていますが、2024年11月に初めてクスコ県インカワシ地区の生産地を訪ねました。Ayacucho の空港へ降り立ち、そこから 4,000mを超える地点を通過し、Andahuaylas の街にたどり着きました。2022年のPeru COE 審査時に出会ったSaulo Ibias Casa 氏を訪ねました。彼はインカワシ農業協同組合(CACVI)において品質管理や窓口業務を行う中心的役割を果たし、また自身がコーヒー生産者でもあります。
これまでのCOEではもちろん、Cultivar 社が CACVI の生豆を取り扱っていたこともあり、インカワシ地区のコーヒーに魅了されてきました。今回初めてCultivar 社を通じて自社輸入により買い付けています。
コーヒー農園は、クスコ地方、ラ コンベンシオン県、インカワシ地区の雪を頂いたチョケサフラ山の麓の谷に位置し、環境と調和しながら、アイニやミンカといった先祖のインカ人の習慣(今日は私の農園で働き、明日はあなたの農園で働く、などの互助)を維持しながら栽培されています。
特徴的なのは高品質なコーヒーを生産する農園の多くが2,000m以上の高い標高に位置し、2,400m を超えるコーヒー農園もあることです。
プロフェタさんのコーヒーは、標高 2,260mで育つウォッシュドプロセスのインカゲイシャ(SL-09) 種です。11月にもインカワシ地区を訪ねましたが、インカゲイシャについてのリサーチを進めたところインカゲイシャとSL-09 は同一のもので、CACVIとしては今後 SL-09 としての表記を進めていきたいとのことです。
インカワシ地区は数あるコーヒー産地の中でも有数のポテンシャルを持つ場所と考えますが、この品種SL-09によって、唯一無二のものとなりつつあります。
ゲイシャ種のようなフローラルなアロマ、華やかな果実感を持ちながらも硬質的なアシディティや奥行きある甘さが特徴的です。
柑橘の皮をチョコがけしたオランジェットのような味わい、乳酸飲料やきび砂糖のようなミネラル感のある甘さが支えています。
農園名 : Basul(バスル)
生産者 : Profeta Andarapiño(プロフェタ・アンダラピーニョ)
生産国 : Peru(ペルー)
地域 : Cedrobamba, Inkawasi, Cusco(クスコ県、インカワシ、セドロバンバ)
標高 : 2,260m
品種 : SL-09 (Geisha Inka)(インカ ゲイシャ=SL-09)
生産処理方法 : Washed(水洗式)
ローストレベル:Light roast(浅煎り)
フレーバープロファイル:Lavender, Blackberry, Prune, Orangetto, Structured, Velvety, Brown Sugar, Tartaric, Lactic, Black Tea, Effervescent