2026年2月、家族経営の小さなコーヒーラボ Kamavindi Coffee Lab を訪ねました。
彼らは自社農園(Kamavindi farm)を運営しつつも、栽培や生産処理への知見や高いカッピングスキルを活かし、周辺の農園やウォッシングステーションと協業、品質向上やダイレクトトレーディングの構築、ひいてはケニアのコーヒー産業の発展のために尽力している素晴らしいエクスポーターでもあります。
そんな Kamavindi Coffee Lab から初の自社輸入による買い付けを行いました。
Gatura Factory は1975年に操業を開始しました。当初は「Mukurwe-ini Farmers Cooperative Society Limited」という大規模な組合の傘下にありました。その後、2000年に組織の分割が行われ、4つのファクトリーから構成される「Muhito Farmers Cooperative Society」が設立されました。2004年にはこれら4つのファクトリーが合併し「Rumukia Farmers Cooperative Society Limited」が発足しましたが、同組合は21年間にわたり運営されたものの、最終的に負債によって解散に至りました。現在は単独のユニットとして運営されています。「ガトゥラ(Gatura)」とはキクユ語で「小さな村」を意味し、植民地時代に人々が集められて形成された集落に由来します。
浅煎りより若干焙煎を進めた "The Middle" のローストにより、液体に厚みがもたらされています。マンダリンオレンジやブラックカラントのジューシーな味わいに、林檎やタイムのニュアンス、ほんのりお花の香りが感じられます。ブラウンシュガーのような甘さが長く続く余韻までお楽しみください。
生産者: Gatura Factory(ガトゥーラ ファクトリー)
生産地域:Mukurwe-ini, Nyeri County(ムクルウェイニ地区、ニエリ郡)
生産国:Kenya(ケニア)
標高:1,600〜1,800m
品種:SL28, SL34, Ruiru11, Batian
規格:AB
生産処理方法:Fully Washed(水洗式)
ローストレベル:The Middle (中煎り)
フレーバープロファイル:Mandarin Orange, Black Currant, Apple, Thyme, Floral, Brown Sugar, Juicy, Long Aftertaste
“The Middle” はこれまでリリースしていた“Roasty” の後継となります。コーヒーカウンティのメインのロースト(浅煎り)よりも若干深めのローストです。
浅煎りではそれぞれの豆特有のフレーバーやアシディティを最大限に引き出すことを主題にしており、ローストによる焦げた風味は極力与えないことを目指しています。
一方、“The Middle” ではフレーバー、アシディティ、甘さ、マウスフィールといった味わいの要素を満遍なく引き出した “中煎り” で、正に “真ん中の味わい” を目指したものです。